べっ甲メガネとは?似合う人は?本物とべっ甲柄の違いをご紹介

べっ甲メガネとは?似合う人は?本物とべっ甲柄の違いをご紹介

「べっ甲メガネ」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?おしゃれで知的な印象を持つ一方、自分に似合うか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、べっ甲メガネに憧れを抱きつつも、一歩踏み出せずにいるあなたのために、その魅力から選び方、コーディネート術までを徹底的に解説します。本物とべっ甲柄の違いを知り、あなたにぴったりの一本を見つけるためのヒントが満載です。


はじめに:べっ甲メガネは憧れのおしゃれアイテム

べっ甲メガネは、いつの時代もファッションアイテムとして高い人気を誇っています。その独特の美しい色彩は、知的で落ち着いた印象を与え、かけるだけで顔まわりを華やかに見せてくれます。しかし、その柄の個性ゆえに、「派手になりすぎないか心配」「どんな人が似合うのかわからない」といった悩みを抱えている方も少なくありません。メガネは顔の印象を左右する重要なアイテム。スーツスタイルから休日のカジュアルまで、さまざまなシーンで活躍させたいと考えるなら、自分にぴったりのべっ甲メガネを見つけることが大切です。この記事では、あなたのそんな悩みを解決するために、べっ甲メガネの奥深い世界を一緒に探っていきましょう。

べっ甲メガネとは?本物とべっ甲柄の違いを解説

べっ甲メガネには、ウミガメの甲羅から作られる「本物」と、アセテートなどの樹脂で作られた「べっ甲柄」の2種類があることをご存知でしょうか。このセクションでは、それぞれの特徴を比較し、あなたがどちらを選ぶべきかを判断するための情報を提供します。

希少価値のある「本物」のべっ甲とは

「本物」のべっ甲メガネは、タイマイというウミガメの甲羅を加工して作られます。ワシントン条約によって国際取引が厳しく規制されており、非常に希少価値が高い素材です。その特徴は、なんといっても自然が作り出す唯一無二の模様と美しい光沢にあります。職人が甲羅から一枚ずつ手作業で削り出し、磨き上げるため、同じ模様は二つと存在しません。また、非常に軽くて肌なじみが良く、長期間にわたって愛用できる耐久性の高さも魅力の一つです。しかし、その希少性から価格は高価になりがちで、100万円を超えることもあります。本物のべっ甲は、まさに一生ものとして、特別な価値を持つメガネと言えるでしょう。
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手軽でファッション性の高い「べっ甲柄」とは

一方、「べっ甲柄」のメガネは、アセテートやプラスチックなどの樹脂でべっ甲の模様を再現したものです。本物のべっ甲に比べて圧倒的に手に入れやすい価格帯(数千円から数万円程度)が最大のメリットです。また、柄や色のバリエーションが豊富で、気軽に楽しむことができます。明るい色調や、シックで暗めな色など、本物をある程度模した柄を選ぶことが可能です。本物のべっ甲のような軽さや肌なじみには劣るものの、デザインの自由度が高く、流行に合わせて気軽に買い替えができるため、メガネを複数所有してファッションを楽しみたい方に最適な選択肢と言えるでしょう。

本物とべっ甲柄はどっちを選ぶべき?

本物とべっ甲柄、どちらを選ぶべきかは、あなたの価値観や予算、そして用途によって決めるのが一番です。一生ものの特別なメガネが欲しい、本物の素材感が好きという方は、高価ではありますが本物のべっ甲を検討する価値があります。一方、トレンドを取り入れて気軽にメガネのおしゃれを楽しみたい、予算を抑えたいという方は、べっ甲柄のメガネが最適です。多くのメガネ店では、べっ甲柄のメガネを取り扱っていますので、自分に似合う柄を探すことができます。
本物の鼈甲の購入を検討される方はべっ甲メガネ専門店を訪れることをお勧めします。取扱い方等含め、専門のスタッフから詳しい説明を受けることができます。
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特徴 本物のべっ甲 べっ甲柄
素材 タイマイの甲羅 樹脂(アセテート、プラスチックなど)
価格帯 非常に高価(数十万~) 手頃(数千円~数万円)
柄・色 唯一無二の天然の模様 豊富なバリエーション
メリット 軽さ、肌なじみ、一生もの ファッション性、手軽さ
デメリット 高価、メンテナンス 重さ、肌なじみ(商品による)


べっ甲メガネはどんな人が似合う?

べっ甲メガネは、かけるだけで顔の印象を大きく変える力を持っています。しかし、「自分には似合わないかも」と不安に感じる方も少なくありません。このセクションでは、あなたの顔の形等に合わせた選び方を具体的に解説し、どんな人でもべっ甲メガネを似合わせる方法をお伝えします。

顔の輪郭で選ぶべっ甲メガネの似合わせ方

メガネ選びの基本は、顔の輪郭に合わせることです。べっ甲メガネも例外ではありません。あなたの顔の形を補完し、バランスを取るフレームを選ぶことで、より洗練された印象になります。

丸顔の方におすすめのべっ甲メガネ

丸顔の方は、フェイスラインに丸みがあり、優しい印象を与えます。一方で、メガネをかけると顔がさらに丸く見えてしまうのではないかと心配する声もよく聞きます。この悩みを解決するためには、顔の丸みと逆のラインを持つフレームを選ぶのがポイントです。具体的には、スクエア型やウェリントン型など、直線的なフレームを選ぶと良いでしょう。べっ甲柄のウェリントン型は、顔を引き締めてシャープな印象を与え、知的な雰囲気を演出してくれます。特に、レンズの縦幅が広すぎないものを選ぶことで、顔の余白をうまくカバーすることができます。


面長の方におすすめのべっ甲メガネ

面長の方は、顔の縦幅が長いのが特徴です。そのため、顔が間延びして見えてしまうことに悩む方もいらっしゃるかもしれません。この場合、顔の縦の長さを和らげるようなフレームを選ぶことが重要です。具体的には、天地幅(レンズの縦幅)が広めのボストン型やウェリントン型がおすすめです。ボストン型は下方に丸みがあり、顔の縦のラインを分断して見せる効果があります。また、べっ甲柄の模様が視線を横に誘導してくれるので、顔のバランスを整えることができます。フレームのサイドに太さがあるものを選ぶのも効果的です。

四角顔の方におすすめのべっ甲メガネ

四角顔の方は、輪郭がしっかりしているのが特徴です。クールで頼もしい印象を与える反面、顔が大きく見えたり、男性的な印象が強くなりがちです。この悩みを解決するには、顔の直線的なラインを和らげるフレームを選びましょう。ラウンド型(丸メガネ)やオーバル型など、曲線的なフレームが非常によく似合います。べっ甲柄の丸メガネは、優しい雰囲気をプラスし、輪郭を自然にカバーしてくれます。特に、明るめのべっ甲柄を選ぶと、より柔らかな印象になります。


髪や肌の色に合わせたべっ甲色の選び方

べっ甲メガネは、柄の色の濃淡や透明度によっても印象が大きく変わります。眼鏡選びはご自身の直観で気に入ったものを試すのが一番ですが、どうしても迷ってしまった場合や何か基準を持って選びたい場合は、ご自身の髪色や肌のトーンに合わせることで、より統一感のある洗練されたスタイルが完成します。

髪色で選ぶべっ甲メガネ

黒髪の方は、濃いめのべっ甲色や、黒に近いべっ甲色を選ぶと、全体のバランスが取れて知的な印象になります。一方、茶髪や明るい髪色の方は、明るめのべっ甲色や、クリアなべっ甲色を選ぶと、顔まわりに軽やかさをプラスし、柔らかい雰囲気になります。たとえば、アッシュ系の茶髪であれば、透明感のあるべっ甲柄を選ぶと、おしゃれな抜け感を演出できます。

顔の輪郭 おすすめのフレーム 理由
丸顔 スクエア、ウェリントン 顔の丸みを引き締める効果
面長 ボストン、ウェリントン 顔の縦の長さを緩和する効果
四角顔 ラウンド、オーバル 顔の直線的なラインを和らげる効果


べっ甲色の種類と与える印象

一言で「べっ甲色」と言っても、そのバリエーションは多岐にわたります。柄の濃さや色の組み合わせによって、人に与える印象は大きく変わります。このセクションでは、代表的なべっ甲柄の種類と、それぞれの特徴をご紹介します。

トロ甲系

最も一般的で、多くのメガネ店で見かけるのがこのタイプです。琥珀色から濃いブラウンの単色が特徴で、重くなりすぎない落ち着きを感じさせます。ビジネスシーンやフォーマルな場にも違和感なく馴染むため、一本持っておくと非常に使い勝手が良いでしょう。たとえば、スーツに合わせると、クラシックで上品な印象になります。本べっ甲の場合は、淡い濃淡とグラデーションを感じられる色で、性別に関係なく人気のある色味となっています。

並甲系

ブラックや濃いブラウンを基調とした、シックで重厚感のあるべっ甲柄です。このタイプは、落ち着きやモードな雰囲気を演出したいときに最適です。顔立ちをはっきりと見せたい方や、クールな印象を与えたい方におすすめです。たとえば、ライダースジャケットやスーツスタイル、モノトーンのコーディネートに合わせると、全体のスタイルをぐっと引き締めてくれます。また、黒髪の方にも馴染みやすく、洗練された印象を与えます。本べっ甲では深みと艶のある黒が、見る人にワンランク上の上品さを感じさせることでしょう。


茨甲系

琥珀色と濃い褐色や黒色が混ざり合った、独特の斑模様が特徴です。上品でありながらも華やかで洒落た印象を与えるメガネとなります。フォーマルからカジュアルまで、どのようなファッションとも調和し、それらを一段上の品格に押し上げます。本べっ甲では世界でただひとつの模様として、本物の魅力をより一層強く感じることができるでしょう。

白甲

全体が明るい飴色の透明感のある色味です。顔馴染みが良く、優しく上品な印象を与えるため、日常の装いにも自然に溶け込みます。どのようなファッションにも調和しますが、和装とあわせると上品さがさらに引き立ちます。どのような年齢層の方にもお勧めですが、特に年齢を重ねた方の優雅な雰囲気にぴったりです。本べっ甲の白甲は非常に希少で高価格にはなりますが、本物の白甲にしか出せない奥行きある自然美には見る人全員が強く惹きつけられるはずです。

 

べっ甲メガネを選ぶ上での注意点

せっかく気に入ったべっ甲メガネを見つけても、「いざかけてみたら似合わなかった」という事態は避けたいですよね。ここでは、後悔しないための選び方のポイントと、万が一「似合わないかも」と感じたときの対処法をお伝えします。

試着時にチェックすべきポイント

メガネを購入する際には、必ず試着をすることをおすすめします。試着は、自分に似合うかどうかを判断する最も確実な方法です。以下のポイントを参考にしてください。

  • 鏡の前で全身を見てみる:顔のアップだけでなく、全身を鏡に映してバランスを確認しましょう。メガネが顔のパーツだけでなく、全体のコーディネートに馴染んでいるかを見ることが重要です。
  • 横顔もチェックする:メガネは横から見られることも多いです。テンプル(つる)の部分のデザインや、顔からの浮き具合を確認しましょう。
  • 複数のべっ甲柄を試す:一口にべっ甲柄と言っても、柄の濃さや色味は様々です。明るいものから暗いものまで、複数の種類を試すことで、本当に自分に似合う柄を見つけ出すことができます。
  • 照明の下で確認する:お店の照明と、自然光の下ではメガネの色味が違って見えることがあります。可能であれば、窓際などで色味を確認してみましょう。

べっ甲が似合わないと感じた時の対処法

「べっ甲柄は好きだけど、なんだか似合わない気がする…」と感じることもあるかもしれません。その原因は、柄そのものではなく、フレームの形や太さにある可能性があります。たとえば、顔の輪郭に対してフレームが大きすぎると、顔の印象が重くなりすぎてしまうことがあります。そんなときは、フレームの幅や厚みを少し変えてみることをおすすめします。また、べっ甲柄をアクセントとして取り入れたいなら、テンプル部分だけがべっ甲柄になっているものを選ぶのも良い方法です。顔の正面から見たときに目立ちすぎず、横顔のおしゃれ感をさりげなく演出できます。
▼セミオーダー可能な本べっ甲メガネについて専門店に相談する


まとめ:あなたにぴったりのべっ甲メガネを見つけよう

この記事では、べっ甲メガネの魅力から、本物とべっ甲柄の違い、そして似合うメガネの選び方までを詳しく解説しました。べっ甲メガネは、あなたの顔立ちやファッション、そしてライフスタイルに合わせて選ぶことで、知的で洗練された印象を演出してくれる心強いアイテムです。

樹脂性のべっ甲柄を手軽に試したい場合は、お近くのメガネ店で様々なべっ甲柄のメガネを試着してみてください。この記事でご紹介した顔の輪郭や肌の色に合わせた選び方を参考にすれば、きっと「これだ!」と思える一本に出会えるはずです。
本べっ甲を検討されているなら専門店に足を運ぶとよいでしょう。サイズ感・フィット感を確かめながら、世界にふたつとないべっ甲眼鏡を選ぶことができます。

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